TOEIC対策おすすめ勉強法|400点から900点にスコアアップした方法
TOEIC400点から900点にスコアアップした筆者が、実際に使った勉強法・教材・スケジュールをすべて公開。各スコア帯ごとの具体的な対策と、挫折しないためのコツを徹底解説します。
TOEIC400点。
これが3年前の僕のスコアでした。
大学時代は英語から逃げ続け、就職してからも「まあ、英語使わないし」と言い訳をしていた僕が、会社の昇進条件に「TOEIC730点以上」が追加された瞬間、顔面蒼白になったのを今でも覚えています。
「730点? 今400点なのに? 無理でしょ……」
でも、やるしかない。だって昇進がかかっているから。
結果的に、そこから2年半で900点まで到達しました。正直、自分でもビックリしています。特別な才能なんてないし、留学経験もない。やったのは、地道な勉強を毎日コツコツ続けただけ。
この記事では、僕がTOEIC400点から900点に到達するまでに実際にやった勉強法、使った教材、1日のスケジュールをすべて公開します。「理想論」じゃなく「実体験」に基づいた話なので、きっとあなたの参考になるはずです。
まず知っておくべき:TOEICスコア帯ごとの「壁」

TOEICのスコアアップは、一直線に伸びるわけじゃありません。各スコア帯に「壁」があって、そこを超えるために必要な対策が変わってきます。
| スコア帯 | 壁の正体 | 必要な対策 |
|---|---|---|
| 400→600 | 基礎力不足 | 中学英語の総復習+TOEIC基本単語 |
| 600→730 | リスニングの壁 | ディクテーション+シャドーイング |
| 730→800 | Part7(長文)の壁 | 多読+速読トレーニング |
| 800→900 | 精度の壁 | 弱点の徹底分析+公式問題集の反復 |
僕自身、各段階でそれぞれの壁にぶつかりました。でも、壁の正体がわかっていれば対策は打てる。逆に、壁の正体がわからないまま闇雲に勉強するのが一番効率が悪い。
これから各スコア帯の攻略法を、具体的に解説していきます。
Phase 1:400点→600点(3ヶ月)「まず基礎を固めろ」

やったこと
1. 中学英語の総復習(最初の1ヶ月)
これ、意外とやらない人が多いんですが、マジで大事です。
TOEIC400点台ということは、ぶっちゃけ中学英語すら怪しい状態。5文型、時制、関係代名詞、受動態——こういう基本中の基本を「なんとなく」じゃなく「確実に」理解し直す必要があります。
僕が使ったのは「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」(学研)。タイトルの通り、めちゃくちゃわかりやすい。1日30分×1ヶ月で、中学3年分の文法を総復習しました。
「TOEIC対策で中学英語? 遠回りじゃない?」と思うかもしれません。でも、この基礎固めをサボった人が600点の壁で停滞している姿を何人も見てきました。急がば回れ、です。
2. TOEIC基本単語の暗記(並行して3ヶ月)
単語は「金のフレーズ」(朝日新聞出版)一択。TOEIC受験者のバイブルとも言える単語帳で、実際のTOEICに出る単語がスコア帯ごとに整理されています。
僕はまず「600点レベル」の400語を集中的に覚えました。mikanアプリに入れて、毎日100語ずつ高速で回す。完璧に覚えるまで繰り返す。
ここでのポイントは例文ごと覚えること。「confirm = 確認する」だけじゃなく、「Please confirm your reservation.(ご予約をご確認ください)」のようにフレーズで頭に入れる。そうすると、リスニングでもリーディングでも使える実践的な語彙力になります。
3. 公式問題集を1冊解く(2〜3ヶ月目)
基礎がある程度固まったら、ETS公式問題集を1冊通しで解きました。本番と同じ形式で2回分のテストが入っているので、まずは時間を測って模試として解く。
最初の模試の結果は470点。勉強前から70点しか上がってない現実に少し凹みましたが、大事なのはスコアじゃなく「自分の弱点を知ること」。
間違えた問題を分析して、「Part2が壊滅的」「Part5の語彙問題が弱い」「Part7は時間が足りない」など、弱点を洗い出しました。
Phase 1の結果
3ヶ月後のTOEIC:610点(400→610、+210点)
やったことは「中学英語の復習」「基本単語の暗記」「公式問題集1冊」の3つだけ。これだけで200点以上伸びました。基礎の力ってすごいんですよ。
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Phase 2:600点→730点(4ヶ月)「リスニングを制する者がTOEICを制す」

壁の正体
600点を超えると、「読めば理解できるけど、聞き取れない」という壁にぶつかります。Part3(会話問題)とPart4(説明文問題)が特にキツい。
これは「知識として知っている英語」と「耳で処理できる英語」にギャップがあるからです。テキストで読めば理解できる文でも、ネイティブのスピードで流されると全然聞き取れない。
やったこと
1. ディクテーション(毎日20分)
ディクテーションとは、英語音声を聞いて一語一句書き取る練習。これがリスニング力向上に最も効果的だと僕は思っています。
スタディサプリのディクテーション機能を使って、毎日20分。最初は全然書き取れなくて心が折れそうになりましたが、2週間くらいで「あれ、聞こえるようになってきた」という瞬間が来ます。
脳が英語の音に慣れていくんですね。日本語にない音(LとR、THなど)を脳が識別できるようになるプロセスが、ディクテーションで加速します。
2. シャドーイング(毎日20分)
シャドーイングは、英語音声を聞きながら、0.5〜1秒遅れで同じことを口に出す練習。ディクテーションが「聞き取る力」を鍛えるなら、シャドーイングは「処理速度」を鍛えます。
最初はめちゃくちゃ難しいです。音声について行けない、口が回らない、何を言ってるかわからない。でも、これも2〜3週間で慣れてきます。
僕はPart3・Part4の公式問題集の音声を使って、同じ素材を何回もシャドーイングしました。10回やると暗唱できるレベルになるんですが、そうなると「この音のパターンは前に聞いたことがある」という感覚が増えて、初見のリスニング問題でも聞き取れるようになる。
3. Part5を得点源にする(文法特急)
リスニングと並行して、Part5(短文穴埋め問題)の精度を上げる練習もしました。使ったのは「TOEIC L&R TEST 文法特急」(朝日新聞出版)。
Part5は知識問題が多いので、パターンを覚えればほぼ確実に得点できます。「品詞問題」「動詞の形問題」「接続詞vs前置詞問題」など、出題パターンは有限。文法特急はこのパターンを効率的に学べる一冊です。
通勤電車で毎日10問ずつ解いて、1ヶ月で1周、3ヶ月で3周。3周目にはPart5の正答率が90%を超えました。
Phase 2の結果
4ヶ月後のTOEIC:745点(610→745、+135点)
リスニングパートだけで80点アップ。ディクテーションとシャドーイングの効果は本当にエグいです。
Phase 3:730点→800点(3ヶ月)「長文を制する」

壁の正体
730点を超えると、Part7(長文読解)が最大のボトルネックになります。「読めるけど時間が足りない」状態。Part7を最後まで解ききれず、10問以上を塗り絵(適当にマーク)してしまう。
やったこと
1. 多読(毎日30分)
英語の長文を速く正確に読む力は、大量の英文を読むことでしか身につきません。
僕はBBC NewsやCNNのアプリで、毎日ニュース記事を3〜5本読む習慣を作りました。最初は辞書を引きながら読んでいましたが、徐々に「わからない単語があっても文脈から推測して読み進める」力がついてきます。
これがTOEIC Part7で超重要。本番では辞書を引けないので、「知らない単語を飛ばしても大意をつかむ力」が求められます。
2. 時間配分の最適化
Part7の時間不足は、前半のパート(Part5, 6)に時間をかけすぎていることが原因であることが多い。
僕は以下の時間配分を目標にしました:
- Part5(30問):10分
- Part6(16問):8分
- Part7(54問):57分
Part5は1問20秒のペースで解く練習を繰り返しました。「わからない問題は3秒考えてダメならマークして次に行く」というルールを徹底。悩む時間が一番もったいないので。
3. 先読みテクニック(Part3, 4)
リスニングのPart3, 4では、音声が流れる前に設問と選択肢を先に読んでおく「先読み」が重要。これができるかどうかで、リスニングのスコアが50点くらい変わります。
先読みのコツは「設問だけ読んで、選択肢はサラッと目を通す程度」にすること。選択肢まで精読しようとすると間に合わなくなります。
Phase 3の結果
3ヶ月後のTOEIC:815点(745→815、+70点)
Part7の塗り絵が5問以内に減り、リーディングパートのスコアが大幅に上がりました。
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Phase 4:800点→900点(8ヶ月)「精度を極限まで高める」
壁の正体
800点を超えると、スコアの伸びが急激に鈍化します。ここからは「1問のミスがスコアに直結する」世界。苦手分野を潰し、正答率を1%でも上げるための精密な対策が必要になります。
やったこと
1. 弱点の徹底分析
公式問題集を模試形式で解いて、パートごと・問題タイプごとの正答率を記録しました。
すると、自分の弱点が「Part3の3人会話」「Part7のNOT問題」「Part6の文挿入問題」であることが判明。これらを集中的に対策しました。
2. オンライン英会話の導入
800点を超えたあたりから、テストのテクニックだけでは限界を感じ始めました。そこで導入したのがオンライン英会話。
リスニングって「聞く力」だけじゃなく「英語を処理する総合力」なんですよね。自分で英語を話す経験を積むことで、リスニング力も相乗的に上がりました。
特にCamblyでネイティブとフリートークをする中で、ナチュラルスピードの英語に慣れたことが大きかった。TOEIC本番のリスニングが「あれ、思ったより遅い?」と感じるようになったとき、成長を実感しました。
3. 公式問題集のヘビーローテーション
800→900の最終段階では、とにかく公式問題集を繰り返しました。同じ問題を3回、4回と解く。「もう答え覚えちゃってるよ」と思うかもしれないけど、大事なのは答えじゃなく「なぜその答えになるのか」を瞬時に判断できるようになること。
また、正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢が「なぜ間違いなのか」を全問説明できるレベルまで分析しました。この深堀りが、初見の問題への対応力を飛躍的に高めてくれました。
Phase 4の結果
8ヶ月後のTOEIC:910点(815→910、+95点)
ここが一番時間がかかりました。800→900は本当にしんどかった。でも、粘り強く続けた結果、目標の900点を超えられました。
勉強を続けるためのマインドセット

ここまで具体的な勉強法を紹介してきましたが、正直、一番大事なのは続けることです。どんなに優れた勉強法も、3日で辞めたら意味がない。
僕が2年半モチベーションを維持できた秘訣を、最後にいくつかシェアします。
1. 完璧を目指さない
「毎日2時間勉強する!」なんて目標を立てると、1日サボっただけで「もうダメだ」となりがち。僕は「毎日最低10分」をルールにしてました。10分なら、どんなに疲れてても、どんなに忙しくても、できます。
2. スコアの伸びに一喜一憂しない
TOEICのスコアは、短期的には上下します。「先月より下がった……」で落ち込むのは時間の無駄。3ヶ月スパンで見て、上昇傾向にあればOK。
3. 目標を「スコア」だけにしない
「TOEIC900点」はあくまで数字。その先にある「海外出張で自信を持って話せる自分」「転職市場で有利になる自分」「字幕なしで映画を楽しめる自分」——そういう具体的なイメージを持つことで、日々の勉強に意味を感じられます。
4. 仲間を見つける
一人で黙々と勉強し続けるのは、正直キツいです。X(旧Twitter)でTOEIC学習者をフォローしたり、勉強報告をポストしたりすると、同じ目標を持つ仲間とつながれて、モチベーションが全然違います。
僕は「#TOEIC勉強垢」というハッシュタグで勉強仲間を見つけて、お互いの進捗を報告し合っていました。「あの人が頑張ってるなら、自分も頑張ろう」と思える環境を作るのは、思った以上に効果的です。
まとめ:900点は「普通の人」でも到達できる
僕は帰国子女でもないし、語学の天才でもありません。大学まで英語を避けてきた「普通の社会人」です。
それでもTOEIC900点に到達できたのは、正しい方法で、必要な量の勉強を、長期間続けたから。たったそれだけ。
この記事で紹介した勉強法は、僕が実際にやって効果があったものだけです。もちろん、人によって合う合わないはあるけど、少なくとも「何から始めればいいかわからない」という人の指針にはなると思います。
400点でも、500点でも、600点でも、今のスコアは関係ない。大事なのは「ここから伸ばす」と決めて、行動すること。
あなたが次にTOEICを受けるとき、過去最高のスコアが出ることを心から願っています。一緒に頑張りましょう。
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