Netflixで英語学習を2ヶ月やった記録 — 字幕なし挑戦と正直な結果報告

留学なし・TOEIC380→845のケンタが、Netflix英語字幕→字幕なし移行を2ヶ月試した全記録。週5日・1日28〜35分の社会人向け学習法と、リスニング力の変化を正直に書きます。

Netflix英語学習字幕なしリスニング体験記社会人

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TOEIC 380点から845点まで上げた。

そのへんの話は別の記事でがっつり書いたので置いといて——

今回は「Netflixで2ヶ月間、本気で英語学習してみた」記録を残しておきたいと思います。

きっかけは2月15日(土)の夜。いつもどおりNetflixでSuits(米国法廷ドラマ)を観てたら、なぜかその回だけ日本語字幕が出なくて。「まあええか」って英語字幕のまま観始めたら、意外と理解できてることに気づいて。

「これ、もしかして勉強になるんじゃ??」

というわけで2月15日〜4月12日の約2ヶ月間、Netflix英語学習を本格的に記録しました。TOEICも前後で受けてスコアも比較した。全部正直に書きます。

Netflixでドラマを観ている夜のシーン


きっかけ:2月の三連休、英語字幕で観たら「あれ、わかるかも」ってなった話

2月15日の夜、Suitsを観てたら日本語字幕がなくて。

英語字幕のままなんとなく観てたら、思ってたより聞き取れるんですよ。完全じゃないけど、体感7割くらい?

で、ふと「試しに字幕なしで観たらどうなるんやろ」と思って切ってみたら——

全然聞き取れない(笑)

さっきと何が違うんやろ、と2分くらい考えて気づいた。「英語字幕があるとき」は字幕を目で追いながら、音は”確認”程度に聞いてた。でも「字幕なし」だと音だけで意味を掴まないといけない。このギャップが思ってた以上にデカかった。

「あ、字幕があるって、かなり助けてもらってたんだな」

これが出発点。映画・ドラマを使った英語学習の全体像についてはこちらの記事にまとめてますが、今回はあくまで「2ヶ月やってみた体験記」です。理論よりも実録寄りで書いていきます。


1週目〜2週目:英語字幕でSuitsを観てみた — 衝撃の落差

使ったコンテンツ: Suits(米国法廷ドラマ、シーズン1) 学習時間: 1日あたり28〜35分(寝る前) 方法: 英語音声 × 英語字幕、気になった表現を止めてメモ

最初の1週間は「英語字幕で観て、知らない表現をメモる」から始めました。

結果、1話(42分)で止める回数、だいたい20〜25回

「This is unacceptable.」「I’m gonna nail this.」「You know what? Forget it.」みたいな、よく使われる口語表現がバンバン出てくる。これを止めてメモって、翌日の通勤電車で復習する、というサイクルを作りました。

ただ——正直に言うと、最初の10日間はほとんど「鑑賞」になってたんですよね。気持ちは「勉強のつもり」でも、気づいたら普通にドラマを楽しんでる。「これ、本当に勉強になってるのか?」って少し不安になりました。

で、2週目の終わりにメモを見返したら、43個の表現を書いてた。無意識に記録してたのに、それだけ。予想より多くてちょっと安心しました。

(書いてたらコーヒー冷めた)


3週目〜1ヶ月目:挫けそうになった話と、立て直した3つの工夫

ヘッドフォンをしながら勉強している様子

3週目に入ってから、シャドーイングを取り入れてみました。

セリフを1文聞いて、真似して声に出す。これを1話に5〜10文でやるつもりで。

結果: めちゃくちゃきつかった(笑)

Suitsは法廷ドラマなので「objection(異議あり)」「hearsay(伝聞証拠)」「motion to dismiss(申立却下)」みたいな法律用語が当然出てくる。日常会話じゃない単語をシャドーイングしてもな、って思い始めて。

3月3日あたりに「あ、これ続かんかもな」と感じて、少し立ち止まりました。

“いや、コンテンツを変えたらシャドーイング続けられるの?“って思った人、次に書きます。

工夫①:コンテンツをSuits→「Modern Family」に変更

Suitsは好きだけど、シャドーイング用に別のドラマを使うことにしました。選んだのはModern Family。ホームコメディなので日常会話が多くて、話し方もゆっくり目。

「“I literally have no idea what you’re talking about.”」みたいな、実際に使える表現がバンバン出てくる。シャドーイングしやすさが段違いでした。

工夫②:リスニング強化は別メニューで

Modern Familyの前に、英語ポッドキャストを10分だけ聞くルーティンを追加しました。「6 Minute English(BBC)」を毎日1本。テーマが決まってて台本があるので、「何を言ってるか」の流れが掴みやすい。これをウォームアップにするとドラマのリスニングが少し楽になりました。

時間の内訳は「ポッドキャスト10分 + ドラマ20〜25分」。合計28〜35分ってこういう構成です。

通勤時間の活用についてはこちらでも書いてますが、僕は帰りの電車(片道35分)でポッドキャストを聞いて、家で寝る前にドラマを観るというパターンが一番続きました。

工夫③:「表現ストック」を毎週10個に絞る

毎日メモしてたら量が増えすぎて復習できなくなった(典型的なあるある)。「1週間で本当に使いたい表現10個だけ覚える」に変更しました。

この3つを変えてから、3月中旬以降は一度もサボらず続けられました。毎日ではなく週5日で、土日のどちらかは休む。そのくらいの緩さが自分には丁度よかった。

英語学習の習慣化についてはこちらの記事が参考になります。「5分ルール」や「習慣スタッキング」の考え方、今回の継続に実際に役立ちました。


2ヶ月目:字幕なし再挑戦 + TOEICリスニングの結果

4月に入って「字幕なしリトライ」を試みました。2月に惨敗したやつです。

コンテンツはModern Familyのシーズン3あたり(比較的ゆっくりめのエピソード)。

結果: 体感7〜8割は理解できた。

ただし条件付き。短い会話シーン(2〜3文のやりとり)は普通に聞き取れて、複数人が同時に喋る場面や早口のシーンはやっぱりキツかった。「7割聞けた」というのは「内容の大筋は把握できた」であって、「全セリフを完璧に聞き取れた」ではない。

これは正直なところ。「字幕なしで完全に観れるようになった!」とは言い切れない。でも、2月の「全然聞こえない」からは確実に変わってた。

「で、実際のスコアは?」って思った人、ここです。

4月8日(水)にTOEICを受けてきました。

リスニングリーディング
前回(2月初め)380点465点
今回(4月8日)425点470点
差分+45点+5点

リスニングが**+45点**。リーディングはほぼ横ばい(Netflixでリーディングはやってないので当然)。

2ヶ月の学習時間は週5日×約30分×8週 = 約120時間TOEICのリスニング攻略と並行でやってた部分もあるので、純粋にNetflixだけの効果ではないけど、今まで「リスニングは特別な勉強なし」で過ごしてた期間と比べると、明らかに変わりました。

ちなみにリスニングがどうしても聞き取れない原因と対策については別記事に詳しく書いてます。「音の脱落・連結」の理解が地味に効いてた。


正直評価 — Netflix英語学習で伸びたこと、伸びなかったこと

ノートパソコンで学習している社会人のシーン

「Netflix英語学習、やるべき?」という問いへの答えを正直に書きます。

○ 伸びたこと

①リスニングの「慣れ」 ネイティブの話し方のリズム、イントネーション、カジュアルな発音(“gonna” “wanna” “kinda” “lemme”など)への慣れは明らかについた。TOEICのPart1〜3が以前より「音として入ってくる」感覚がある。Part2の応答問題、昔は3割くらいしか瞬時に意味を取れなかったのが、今回は6割くらいになってた気がします。

②口語表現の語彙 教科書には出てこない表現がナチュラルに吸収できた。「That’s on me(それは俺のせい)」「Give me a break(かんべんしてよ)」「You’re killing it(めちゃくちゃうまくいってる)」みたいな。実際の会話で使える表現が増えた感覚。

③英語に触れる時間を「苦」と感じなくなった これが意外と大きかった。「勉強しなきゃ」じゃなくて「観たいから観てる」になると、継続のコストが全然違う。習慣化の観点では最強。

△ 伸びなかったこと(正直ここは微妙)

①スピーキング力は全く伸びない 当たり前だけど、聞くだけだと話す力は伸びません。オンライン英会話と並行しないと、インプット一辺倒になる。2ヶ月後に「英語でなんか喋れた?」と言われたら「聞き取れるようになった気がするけど、喋れるかは別の話」が正直なところ。

②速い・不明瞭な発音にはまだ弱い 映像ありで、落ち着いたペースの会話なら聞き取れる。でも音声のみ・速い・複数人同時話し——みたいな条件が重なるとやっぱりキツかった。

③文法力は一切伸びない(当然) ドラマを観ても文法は伸びない。仕組みとして仕方ない。

Netflix英語学習をおすすめしない人

  • スピーキングを伸ばしたい人 → オンライン英会話に行った方が絶対いい
  • TOEIC 600点以上を目指してる人 → 体系的な文法・語彙学習が必要
  • 「映像を観ると内容に引っ張られて全然勉強にならない」人 → あるある。僕も最初の10日はそれだった。ポーズしてメモる習慣がないと難しいかも

Netflix英語学習がはまる人

  • リスニングをナチュラルに伸ばしたい人
  • 英語に触れる時間を「楽しい時間」にしたい人
  • すでにある程度英語の基礎があってリスニングで伸び悩んでいる人(TOEIC500点〜700点台くらいに一番おすすめ)

よくある質問

Q: Netflix英語学習はTOEICのリスニングに直結しますか?

A: 直結はしないです。でも間接的には効果ある。特にPart1〜3のリスニングで「音が入ってくる感覚」が変わりました。TOEIC専用勉強の補助として位置づけるのが現実的だと思います。「Netflix英語学習だけでTOEIC800点取れる」みたいなのはさすがに無理。

Q: 英語字幕と日本語字幕、どっちで観るべきですか?

A: 英語字幕一択です。日本語字幕は「日本語を読む作業」になってしまって、英語をほぼ聞かなくなる。最初は英語字幕でも内容把握がやっとかもしれないけど、それでも英語字幕の方が圧倒的に伸びます。

Q: 毎日何分くらいやれば効果が出ますか?

A: 僕は週5日・1日28〜35分でした。時給換算すると1ヶ月で約22〜24時間分の英語インプット。「毎日1時間」は理想だけど続かない。週5日・30分の方が結果が出ます。ドラマ1話を2日に分けて観るくらいのペースが無理ない。

Q: 初心者向けにおすすめのドラマのジャンルは?

A: 日常会話中心のホームコメディが一番おすすめ。Modern Family、Brooklyn Nine-Nine、The Officeあたりが定番。法廷・医療ドラマは専門用語が多くて難易度高め。慣れてきたらアクションやサスペンスに上げていくといい。

Q: Language Reactorって何ですか?

A: Netflixの英語学習を補助するChrome拡張です。英語字幕と日本語字幕を同時表示できたり、セリフをクリックして辞書を引けたりします。無料版でも十分使える。これを知らずに2週間過ごしたのが僕の失敗でした。入れておくだけで学習効率が体感1.5倍になります。


追記(2026/04/17)

記事を書いた後、「Modern FamilyはNetflixで観れる?」という質問を何件かもらいました。配信状況は時期によって変わるので確認してください。代替候補として「Brooklyn Nine-Nine」「The Office」も日常会話が多くてシャドーイング向きです。引き続き試しているので、また半年後に続編を書く予定。前回の記事「3ヶ月で英語を続けた記録」では書ききれなかった「リスニング特化の話」がこの記事になってます、あわせて読んでもらえると嬉しいです。



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