「英語が速く読めない」は解決できる|英文速読の全疑問にQ&A形式で答えます 2026
英文をスラスラ速く読むための方法をQ&A形式で徹底解説。留学なしTOEIC845点取得者が実践した速読トレーニング・精読との使い分け・レベル別練習法を全公開。2026年版。
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「英語を速く読みたい」って思ったことある人、手を挙げて。
TOEICのリーディングで時間が足りなくなる問題、英語の記事を読むのが遅い問題——これ、日本人英語学習者あるあるです。
ぶっちゃけ、3年前の僕もそうでした。「速読、したい。でも読もうとすると日本語に訳して…また英語に戻して…めっちゃ時間かかる」状態。
GW直前の4月最後の週末、「よし、英語速読マスターしたろ!!」と意気込んで、TOEIC公式問題集を「とにかく速く読む」チャレンジをしました。
結果:速く読もうとしたら内容が全然頭に入らなかった。速度を上げる = 理解度が0になる、という謎の現象が発生。
でも今は、TOEIC本番でリーディングを時間内に解ける。英語の記事もそれなりのスピードで読める。この変化には理由があって、「速読の前にやること」と「速読の正しいアプローチ」を知ったからです。
読者の皆さんからよくもらう質問に、Q&A形式で全部答えていきます。
(書いてる途中でコーヒーが3回冷めた。それくらい熱心に書きました)
Q1: 英語の速読って日本語みたいにできるの?なんか全然違う感じがします
A: 結論から言うと、できます。ただし「日本語とは違うアプローチ」が必要です。
日本語速読と英語速読の最大の違いは**「返り読みの有無」**。日本人が英文を読む時にやりがちな「英語を後ろから前に戻って日本語に訳す」読み方——これが速読の最大の敵です。
英語はSVO(主語・動詞・目的語)の語順で、情報が前から順番に流れてくる。日本語みたいに動詞が最後に来ない。だから英語は英語の語順のまま前から理解するのが速読の本質なんですよ。
最初はすごく違和感がある。僕も頭の中でずっと日本語に変換してました。「I bought」→「私は買った」→「a coffee」→「コーヒーを」って。これでは絶対に速くならない。
変化のきっかけは英語多読(多読法)を始めてから。簡単なレベルの英語をたくさん読む多読は、「英語を英語のまま理解する回路」を作る最強の方法でした。3ヶ月くらいで「あ、日本語に変換してない」って瞬間が増えてきます。
Q2: 速読するには語彙レベルがどのくらい必要?いつも知らない単語で詰まります
A: 「テキストに出てくる単語の95%以上を知っている」が速読できるラインです。これより少ないと、知らない単語に引っかかるたびに読む速度が落ちます。
具体的には:
| スコア目安 | 必要語彙レベル |
|---|---|
| TOEIC 500点未満 | 中学〜高校基礎レベル |
| TOEIC 500〜700点 | 英検準2級〜2級相当 |
| TOEIC 700〜800点 | 英検2級〜準1級相当 |
| TOEIC 800点以上 | 英字新聞・ビジネス記事レベル |
「速く読もうとしても読めない」という人の8割は、そもそも語彙が足りていないことが原因です。速読のテクニックより先に語彙力を固めた方が、圧倒的に近道。
英語の語彙力を劇的に増やす方法と並行してやると、速読練習の効果がきちんと出てきます。語彙と速読は車の両輪です。
Q3: 具体的な速読トレーニング方法を教えてください。何から始めればいい?
A: 段階を踏んでやるのが一番効果的です。僕が実際にやった方法を書きます。
Phase 1:スキミング(ざっくり把握)から始める
スキミングは「全部を精読せず、重要な情報だけを素早く取り出す」技術。新聞を読む時のあの読み方です。
やり方:
- タイトルと小見出しを読む
- 各段落の最初の1〜2文だけを読む
- 図表・数字・固有名詞に目を走らせる
「全部読もう」の意識を捨てて「大事なところだけ拾う」意識に切り替えるだけで、読む速度が一気に上がります。
Phase 2:1行を2〜3回の視点移動で読む
速読できない人は「一単語ずつ目が止まる」読み方をしていることが多い。これが遅い原因。
かわりに「1行を左端→中央→右端の2〜3回の視点移動で読む」を意識する。最初は難しいけど、練習すると段々できるようになります。
Phase 3:TOEICのリーディング問題で時間制限をつけて練習
時間制限つきで問題を解くことで、「速く読む必要がある」という状況を意識的に作る。最初は正解率が下がってもいい。まず速さを上げてから、精度を高めていく順番です。
Q4: 精読と速読、どっちが大事ですか?両方やった方がいいの?
A: 正直に言うと、精読が先で速読が後です。
よくやりがちな間違いが「速読だけ鍛えようとする」こと。速読は精読の積み重ねの上に成り立つ技術なので、精読ができてない人が速読だけ練習しても意味がないです。
ちょっと話逸れるけど、スポーツと一緒なんですよ。「フォームが固まってないのに速く動こうとする」のと同じ。フォームが崩れたまま速くなっても、試合では使えない技術になる。英語速読も同じで、精読で「英文の構造を正確に理解する」ことができて初めて、速読で「速く理解する」が成立します。
精読と速読の割合(レベル別):
- TOEIC 600点未満:精読8 / 速読2
- TOEIC 600〜750点:精読5 / 速読5
- TOEIC 750点以上:精読3 / 速読7
TOEICのスコアを上げたい段階ではTOEICの正しい勉強法で精読力をしっかり固めてから、速読に移行するのが現実的です。
Q5: 通勤時間(片道30分)に速読の練習はできますか?
A: できます。というか、通勤時間こそ速読練習の黄金タイムです。
通勤片道30分 × 往復 × 20日 = 約20時間/月。この時間を使えば、3ヶ月で60時間の速読練習が積み上がる。時給換算すると「英語力向上への投資」としてめっちゃコスパいいです。
通勤時間でできる速読練習:
- NHK Worldや英語ニュースサイトの短い記事を読む(1記事500〜800語が適量)
- TOEICのリーディング問題を1セットだけ「速く解く」練習
- 英語のビジネスメールや短いブログ記事を読む
電車の中だとスクリーンが揺れて読みにくい問題がある(経験談)。スマホの文字を大きめにするか、電子書籍アプリで読む方がやりやすいです。
通勤時間を最大限活用する英語学習法にも具体的なスケジュールが書いてあるので参考にしてみてください。
Q6: 速読に効くアプリ・教材はありますか?
A: 正直言うと、「速読専用アプリ」より「良質な英語コンテンツを大量に読む」方が効果的です。ただ、使えるツールはあります。
Web媒体(無料):
- NHK World English — 日本のニュースが英語で読めて背景知識で補えるから速読練習に最適
- BBC Learning English — 記事のレベルが3段階あって、自分に合ったレベルで練習できる
- TIME for Kids — 大人向けTIMEより平易な英語。TOEIC600〜700点台の練習に向いてる
語彙強化ツール:
- Ankiを使った英単語効率学習法で語彙を増やす。速読の土台は語彙力なので、これが一番重要
- スタディサプリENGLISH — リーディング問題が豊富で速読の練習素材として使える
TOEIC対策教材:
- TOEICパート7(長文読解)の過去問を「時間を計って解く」のが最強の速読練習教材。正式な時間配分(パート7に約54分)を意識して解く
Q7: 何ヶ月くらいで速読の効果が出ますか?目安を教えてください
A: 個人差がありますが、僕の経験では2ヶ月くらいで変化を実感し始めました。正確に言うと「最初の練習から51日目」に「あ、なんか英語が前より速く読める」ってなった瞬間がありました。正確に言うと51日。わかりやすい数字ではないけど、これがリアルです。
より具体的な目安:
| 期間 | 変化の内容 |
|---|---|
| 1〜3週間 | スキミングが上手くなる。なんとなく速く読める感覚 |
| 1〜2ヶ月 | 返り読みが減る。英語の語順で理解できる瞬間が増える |
| 2〜3ヶ月 | 意識しなくても前から読める。理解速度が上がった実感 |
| 3ヶ月以上 | TOEICリーディングで時間が余り始める |
「まだ変化がない」と感じたら、読むテキストのレベルが高すぎる可能性があります。語彙の95%が分かるレベルのものを選んでいるか確認してみてください。
習慣として続けるコツは英語学習の習慣化テクニックが参考になります。三日坊主にならないための科学的な方法が書いてあります。
速読の大前提:「速く読む」より先にやること
ここまでQ&Aで答えてきましたが、最後に一番大事なことを言います。
速読で一番やりがちな失敗は、「速くすること」を目的にしてしまうこと。
速読の目的は「内容を理解する速度を上げること」であって「とにかく速く文字を眺めること」じゃない。内容が入ってこない速読は、ただ目が動いてるだけです。
「全部理解してから速くする」の順番を守ってください。最終的にどんな速さで読めるようになるかは、それまでに積み上げた語彙力と精読力で決まります。焦らず積み上げていけば、必ず速くなります。
GW前のこのタイミング、連休中にちょっと英語の記事でも読んでみてください。それだけで速読の練習になります。
「ここまで読んでくれた人に正直に言うと」——速読って地味な積み上げです。一気に変わる魔法はない。でも、正しいやり方で続ければ、確実に変わります。
よくある質問
Q: シャドーイングと速読に関係はありますか?
A: 直接的には関係ないですが、シャドーイングで「音と意味をセットで処理する回路」が鍛えられると、読む時にも意味を素早く理解できるようになります。間接的に速読力が上がる効果があります。詳しい方法はシャドーイング完全ガイドを参考にしてください。
Q: TOEICのリーディングに時間が足りなくなる場合、速読だけで解決しますか?
A: 速読だけでは解決しないことが多いです。「問題の解き方・時間配分の戦略」も必要です。具体的にはパート7の長文は「設問を先に読んでから本文を読む」等の戦略と組み合わせると時間内に収まりやすくなります。TOEICスコアアップの最短ルートで時間管理の戦略も解説しています。
Q: 多読と速読の違いは何ですか?
A: 多読は「量をたくさん読むことで英語に慣れる」方法、速読は「読む速度を意識的に上げるトレーニング」です。多読は速読の土台になります。多読から始めて、慣れてきたら速読の意識を加えていくのが理想の流れ。英語多読のやり方で多読の始め方を確認してみてください。
Q: 速読するときに心の中で声に出して読むのはNGですか?
A: 最終的には「声(心の中でも)に出さないで読める」状態を目指すべきです。音読(subvocalization)があると読む速度が音声の速度に引きずられます。ただし最初から無理に消そうとしなくていい。語彙が増えて精読の精度が上がると、自然に音読なしで理解できる単語が増えていきます。
Q: 英語速読とリスニング、どっちを先に鍛えるべきですか?
A: 目標によります。TOEICスコアアップが目的なら、リスニングの配点が高いのでリスニングを先に。実用的な英語運用が目的なら、速読とリスニングを並行してやるのがベストです。リスニング力を上げる方法も合わせてチェックしてみてください。
【2026/04/28追記】GW前に試した速読チャレンジの結果
今年のGW前に、「30日間の英語速読チャレンジ」をやってみました。
毎朝5分だけ、BBC Learning Englishの記事を「できるだけ速く1回読む→内容を3点だけ日本語でメモ」する練習。
30日間やった結果、TOEIC模試のリーディングを解いたら、パート7を終わらせるのに残り8分以上余るようになりました(以前は1〜2分しか残らなかった)。
毎日5分で変わります。GW中に試してみてください。継続さえできれば、必ず変化が出ます。